安藤師範より年末の挨拶

年末・年始に寄せて

皆さん、今年も残りわずかとなりました。
今年を一度総括し、振り返り、新しい年に生かしたいものです。
さて、2021年は、皆さんにとってどのような年になったでしょうか?
私にとって、龍にとって、2021年は合気道探求の素晴らしい年でした。
コロナ禍の影響で、大会・行事等は全て中止。只々稽古の日々でした。
養神館由来の格言に
「愚を守り、志を移さず、黙々とその神を養う」という菜根譚の一節があります。
さまに黙々と合気道に取り組んだ年でした。
その影響か、審査が非常に厳しくなりました。いや、これまでが、かなり甘かったのだと思います。冬の総合審査でも、かなりの受験生が不合格となりました。合気道を舐めてかかっているとは申しませんが、それに近い人達が多いです。その証拠に、不合格となった者の次の審査は、かなり伸びていると同時にスキが少なくなっています。
心の態度が引き締まっています。
疾風勁草」風に叩かれた草は強い、という意味です。


コロナに叩かれ、人は伸びます。審査に叩かれ、人は気を引き締めます。
きっとこの成果は来年に開花致します。
さあ、希望をもって、喜びをもって新年を迎えましょう。

安藤毎夫

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